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2019年度『UECパスポートセミナー』の講義内容

1年次の後期(第2学期)に理工系教養科目として『UECパスポートセミナー』を開講します。このセミナーは,それぞれの分野で研究をされている学内の5名の先生方の講演と学内研究設備での実習,学外の5名の先生方の講演と学外の研究施設・研究所の視察からなるユニークなセミナーです。

学外講師による講演内容

詳細は随時,掲載していきます.

1月23日(木)

東京農工大学 大学院工学研究院 先端物理工学部門 准教授 宮地 悟代 先生

第11回講演タイトル: モノに強い光を当てるとどうなるの?〜高強度レーザーパルスの作り方と活かし方〜

講義概要クリック

レーザー光は、真空中でも水中でも進むことができ、指向性に優れ、nm~μmサイズにまで小さく集めることもでき、フェムト秒(10の-15乗秒)やアト秒(10の-18乗秒)の時間範囲にのみ存在させることもできる風変わりなエネルギー媒体である。光の波としての性質を上手く操ると、瞬間的ではあるが自然界ではなかなか現れないような高い電磁場強度を持ったパルス光を作ることができる。では、この強い光を物質に照射すると何が起こるのだろうか?この問いに実験を通じて答えられるようになったのは1960年にレーザーが発明されて以降であり、2018年のノーベル物理学賞受賞対象成果の関連技術である「チャープパルス増幅技術」が1980年代に発明されてブレークスルーが起こった。以降、基礎物理の解明だけでなく、その知見を利用した新たな産業技術の開発も益々の発展を見せている。本講義の前半では、演示実験を交えつつ、パルスの概念から高強度レーザーパルスの作り方を紹介する。後半は、そのパルス光を使った様々な応用例と、講師が取り組んでいるレーザーによる微細加工について紹介する。

キーワード

超短パルスレーザー、微分・積分、フーリエ変換、光と物質との相互作用、レーザー加工

レポート課題

以下の3つ問いに対する回答を、与えられたスペース「いっぱい」に書いてください。

  1. 超短パルスレーザーと連続波レーザーの違いについて述べてください(時間特性、周波数特性など)。
  2. 本講義の中で最も興味深かった事柄を1つ挙げ、興味を持った理由と自分なりの考察を述べて下さい。
  3. あなたが強い光を発生できたとすると、何に使いたいですか?実現可能かどうかは二の次にして、自分なりに考えたことを述べてください。
見学日程
  • 2月21日(金)

1月16日(木)

学外研究施設見学ガイダンス

 

1月9日(木)

東京大学大学院総合文化研究科 助教 岡澤 厚 先生

第10回講演タイトル:有機ラジカル・遷移金属錯体の磁性―分子で作る磁石―

講義概要クリック

身近な磁石は、砂鉄(主として四酸化三鉄:Fe3O4)や高性能希土類磁石(ネオジム磁石など)を始めとする金属・合金・セラミックス材料の「無機磁石」である。何故、有機物を主体とする分子結晶の磁石は世に出てないだろうか?実は学術研究界では、有機物や金属錯体(有機物が金属イオンと配位結合した化合物)による磁石:「分子磁石」が1987年に発見され、大きな研究分野を形成している。日本もこの分野を牽引してきており、世界初の純粋な有機物からなる磁石は日本で発見された。しかし、従前の無機磁石にない革新的な機能性が期待されながら数十年経つ今でも、応用に至るまでは長く険しい道が残されている。その原因の一つは磁気転移温度(磁石の動作限界温度)が室温より遥かに低いことである。解決には、「如何に上手く電子スピン(量子の世界の棒磁石)を結晶中で並べるか」を分子レベルで考える必要がある。本講義では、分子磁性の簡単な講義を展開しながら、これまでの研究の一部を紹介していく。

キーワード

有機分子、遷移金属イオン、磁性、電子スピン、磁気結合力

レポート課題
  1. 室温の熱エネルギーkBTは何kcal/molか?ボルツマン定数はkB=R/NA(R:気体定数、NA:アボガドロ数)であること用いて導出してください。
  2. 「モル磁化率χmolと絶対温度Tの積」であるχmolT値が約3cm^3Kmol^?1となるのはスピン量子数Sがいくつの分子か?またモル当たりの飽和磁化の値が5μBになるのはスピン量子数Sがいくつの分子か?それぞれ答えてください。
  3. 軟質磁石と硬質磁石はそれぞれどのように産業で応用されているか一つずつ答えてください。できるだけ他の学生と被らないような答えを事前に調べて探しておくこと。
  4. 分子で磁石を作ると無機磁石にはないどのような機能を持つ磁石が考えられそうか?ただの機能の足し合わせでない磁石(例えば無機磁石に揮発性有機物を付けて香る磁石にするのではダメ)の可能性を考えて自分なりの独創的なアイデアを答えてください。分子性の特徴と無機物の性質を対比するなどしながら科学的に説明するなこと。
見学日程
  • 2月19日(水)

12月19日(木)

国立極地研究所 宙空圏研究グループ 助教 江尻 省 先生

第9回講演タイトル:光で探る地球と宇宙の境界領域

講義概要クリック

地球大気の環境変動を理解するためには、中性大気が占める大気圏からプラズマ大気が占める地球近傍の宇宙空間(ジオスペース)までを一つながりの大気「全地球大気」として取り扱わなければならないという考え方が主流になり、大気圏とジオスペースの境界領域で、中性大気とプラズマ大気が互いにどのように結合し、影響し合っているのかを理解することが重要になっています。しかし、例えば、空を見上げたときに太陽や月、星が見えるということは、その手前にある大気圏とジオスペースの境界領域(超高層大気)も見ているはずなのに、超高層大気中で、大気が化学反応により発光(大気光)していることや、100m/sを超えるような強風が吹いたり数時間で数十Kもの温度変動が起こったりしていることは意外に知られていません。また、流星によってもたらされた地球外由来の原子やイオンが浮遊する領域であり、太陽起源の高エネルギー粒子が降り注ぐ領域でもあるのですが、それらによる地球大気への影響も、十分には理解できていないのが現状です。

本セミナーでは、地球と宇宙の境界領域で起こっている様々な大気現象を紹介すると共に、特に観測が不足している南極域で国立極地研究所が行っている光を使った超高層大気観測を最近の南極地域観測隊の様子とあわせて紹介します。

キーワード

超高層大気、光学観測

レポート課題
  1. 本日紹介した自然現象の中で最も興味深かった現象を1つ挙げ、興味を持った理由を述べて下さい。
  2. 昭和基地のような人も物資も限られた閉鎖環境で、新しい観測を成功させるために最も大切だと思うものは何ですか?考えを述べて下さい。
見学日程
  • 2月20日(木)

12月5日(木)

横浜国立大学大学院環境情報研究院 教授 雨宮 隆 先生

第8回講演タイトル:生命と振動現象

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 心臓の鼓動をはじめ,ホルモン分泌,細胞の再生,脳波など,生命活動には明確なリズムが存在する。このような自律的な振動や振動同期は生物で普遍的に見られるが,そのメカニズムや機能には不明な部分が多い。生物にとって最も基本的なエネルギー獲得プロセスである解糖系においても,代謝産物濃度が細胞内で振動的に変化することが知られていて,解糖系振動と呼ばれている。この振動現象は,真核生物のモデルとして酵母細胞を用いて古くから研究が行われている。細胞密度が高くなると振動が細胞間で同期することも分かっている。しかし,なぜ酵母細胞の解糖反応で振動や振動同期が起こるのか,その生物学的な機能はよく分かっていない。

 私たちは解糖系振動や振動同期の生命機能を探ることを目的として,動物細胞に着目している。がん細胞は好気条件でも嫌気的な解糖系を亢進させる酵母細胞と同様の代謝形態をもつことが知られていて,それは発見者にちなんでWarburg 効果と呼ばれている。この代謝類似性に着目して研究をすすめたところ,2017 年にヒト子宮頸がんHeLa 細胞の解糖系振動を1 細胞レベルではじめて観察することに成功した。HeLa細胞は酵母細胞の挙動とはことなり,細胞間で同期振動を起こさない。これは,がん細胞の自律増殖性と関連していると考えている。

興味深いことに,がん細胞とは生物学的に全く異なる脳細胞の1 種であるアストロサイトも解糖系を亢進させる。現在,この細胞を用いた研究も進めており,細胞のエネルギー代謝で見られる振動や振動同期現象が生命にとってどのような役割をもつのか考えたい。

キーワード

 生命,がん細胞,脳細胞,エネルギー代謝,代謝振動,振動同期

レポート課題
  1. 振動や振動同期が生命機能に果たしている役割について,具体例を挙げて述べて下さい。
  2. 振動や振動同期の研究を基礎研究で終わらせることなく,広く医療や健康などに応用するにはどのような方法があるでしょうか。考えを述べて下さい。
見学日程
  • 2月20日(木)⇒ 2月5日(水)

11月28日(木)

国立研究開発法人物質・材料研究機構 主任研究員 太田 鳴海 先生

第7回講演タイトル:ポスト・リチウムイオン電池最有力候補としての全固体電池

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今やスマートフォンは一人一台が所有する時代に突入して久しく、第5世代移動通信システム(5G)が目指す超低遅延の実現により、さらなる通信のリアルタイム性向上がこの先もさらに私たちの生活環境を大きく変化させていくだろう。この携帯型情報端末の大量普及による情報社会の発展に大きく貢献した技術が、本年2019年のノーベル化学賞の受賞対象となった「リチウムイオン電池」の開発と進歩である。受賞者の一人に、炭素系負極の先進的な開発と市販になった電池の原型を提案したことによって知られる日本人の吉野彰さんがなったことで、皆さんもその存在を10月初旬のノーベルウィークに改めて確認されたのではないだろうか。

本講義では、まず約30年前に市販化され、その功績によりノーベル化学賞を受賞した「リチウムイオン電池」について、その原理と優れた特徴について解説し、次にそれを超える性能を持つと期待され実用化に向けた研究開発の進む全固体電池について、物質・材料研究機構にて行われてきた研究成果を紹介しながらその可能性と課題・今後の展望について述べる。

キーワード

リチウムイオン電池、全固体電池

レポート課題

携帯電話は、内蔵する電池の高出力化・高エネルギー密度化により、単なる電話機からデジタルカメラやPCの機能まで持つスマートフォンへと進化を遂げた。身近にある電子機器を一つ挙げ、今後、当該機器のために電池が独自の進化を遂げた場合にもたらされる機器の変化について、どのように電池が進化し、その進化が当該電子機器へどのような変化を与えると考えるか想像を膨らませて説明せよ。

見学日程
  • 2月27日(木)⇒ 中止となりました(新型コロナに伴う)

研究設備センター見学

10月24日(木) 学術技師 小林 利章 先生

 第3回講義:最先端の教育研究を支える寒剤供給体制

集合場所:A201
講義概要クリック

 物性物理学,光科学,新しい機能を持つ電子デバイスの開発を目指す電子工学など実験的研究においては,温度を制御して対象の振る舞いを測定することや新規現象を実現させて観察することが重要な研究手法です.特に温度を下げて低温環境を実現することはとても重要な実験操作ですが,物体を冷却するためには様々な工夫が必要です.簡単な方法は低温の物体(寒剤)に対象を接触させて熱を奪うことです.液体窒素(77K)は安価に大量に使うことが出来るので沢山使われていますが,さらに低い温度を実現するためには液体ヘリウム(4.2 K)が利用されます.液体ヘリウムは超伝導コイルの冷却にも使われます.さらに冷凍機を利用し様々な手法を組み合わせることで,対象を絶対零度に限りなく近い超低温まで冷却することも可能です. ヘリウムは有限の地下資源であり,日本では全量を国外からの輸入に頼る貴重資源です。資源の有効利用を図るために本学ではヘリウム液化システムを整備し運用しています.ヘリウムの循環利用により貴重な資源を有効利用できるだけでなく,実験室で安価に液体ヘリウムを利用できるようになるので研究環境を整えるためにも非常に重要な設備です.ヘリウム液化システムは主要大学や研究所で運用されていますが関東でも数カ所のみであり,多摩地区では本学にしか置かれていません.

 今回はこのヘリウム液化システムを含めた寒剤供給体制の見学の他,研究設備センターが運用する測定装置類の見学も合わせて行います. 

キーワード

液体ヘリウム,液体窒素,低温実験

レポート課題

講義聞いて,また研究設備センターを見学して学んだこと,感想などを記載して,東1号館3階 物理事務室前 のポストに提出ください.

提出期限:10月28日(月)

学内講師による講演内容

詳細は随時,掲載していきます.

11月14日(木) 教授 桂川 眞幸 先生

 第6回講義:レーザー技術の極限化とともに発展する光科学

講義概要クリック

光科学と総称される分野横断的な学問領域があります。簡単に言うと、光が関わる全ての研究がここに含まれると考えて良いでしょう。ここでいう光は、現代的な意味では、レーザー光を指しています。レーザーは、ちょうど1960年に誕生した科学技術です。その後、現在に到るまで、レーザー技術は目覚しい発展を遂げ、それに後押しされて、光科学と呼ばれる学問領域も大きく花開きました。今もその勢いは全く衰えを失っていないように見えます。得られた知見は、ナノテクノロジー・材料、ライフサイエンスなど、他の様々な科学技術分野におけるイノベーション創出に不可欠なものとなっています。講義では、この60年の間に連綿と続けられてきたレーザーの性能を極限化する技術開発と、さらに、それと密接に絡みあいながら相補的に発展してきた光科学の歴史を振り返ります。

キーワード

光科学、極限レーザー技術

レポート課題
  1. 本日の講義の中で関心を持った事項を具体的に挙げ、感想、考察を述べよ。
  2. 反射率99%のミラーを2枚向かい合わせると、99%の反射率にも関わらず、光はある条件下でそのミラー対を100%透過することができる.一見すると矛盾してみえるこの現象のからくりを物理的に説明せよ。(講義の最後に、この問いについてもう少し詳しく説明します)
実習日程
  • 一回目: 12月 12日(木)16:30-17:15
  • 二回目: 12月 12日(木)17:15-18:00
  • 集合場所:東6号館622号室
  • 実習内容:研究室見学と研究紹介

11月 7日(木) 教授 佐々木 成朗 先生

 第5回講義:摩擦の科学 〜 究極の省エネ部品の設計をめざして

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 摩擦現象は原子、分子の世界から、地球、さらには宇宙の世界まで幅広いスケールで現われます。この普遍性ゆえ、摩擦の研究は物理学から化学、生物、医学、機械工学まであらゆる分野にまたがっています。また摩擦によって失われる経済損失は、年間10数兆円にも達するというデータがあります。つまり摩擦の制御は産業上の要請であり、省エネルギー問題解決の鍵となるのです。

 一方、原子・分子サイズの世界では、摩擦力の影響が支配的になるため、ナノサイズの機械部品を作製しても摩擦や凝着の効果で稼動しない可能性があります。本講義では、分子のボール(C60分子)を分子のシート(グラフェン)ではさんで摩擦を小さくする分子ベアリングを作成して、微視的機械の稼動性の問題を解決し、究極の省エネ部品を設計する試みについて紹介します。

キーワード

摩擦、カーボン材料、ナノテクノロジー、超潤滑、分子ベアリング

レポート課題
  1. 本講義の感想を述べなさい。また、講義で扱われたテーマの中で印象に残ったものを挙げなさい。
  2. 摩擦を減らしたり増やしたりすること(制御すること)が大事な理由を三つ挙げなさい。
  3. 原子・分子の世界で摩擦を小さくするために使った物質を二種類挙げて、それぞれどのような物質であるか、特に形について答えなさい。
実習日程
  • 一回目: 12/17(火) 16:30〜17:15
  • 二回目: 12/17(火) 17:15〜18:00
  • 集合場所:東1号館310号室
  • 実習内容:研究室見学と研究紹介

10月31日(木) 准教授 伏屋 雄紀 先生

 第4回講義:固体物理学と磁場と量子化と相対論効果

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 ダイアモンドとグラファイトはどちらも炭素から成る.前者は透明で堅く,後者は黒色でもろい.同じ元素からできた物質がどうしてこれほどまでに違うのか.こうした物質の性質に対する疑問に答えるのが固体物理学である.固体物理学では,量子力学に基づいて元素や結晶構造の違いを考慮することで多くの物性を理解することができる.それだけでなく,新規な物性を開拓・予測することもできる.現代文明を支える半導体産業も,シリコンやゲルマニウムに対する固体物理学に基づいた深い理解が元になっている.

 一方,意外なほど身近な物性がまだ詳しく理解されていない場合もある.例えば金属,半導体中電子の磁場による量子化がそうである.エネルギーが磁場によって量子化されることは古くから知られていたが,量子化の間隔や規則性は物質によって様々に異なり,それを正確に計算することは現代においても困難だった.セミナーでは,固体物理学の基本的な例の紹介からはじめ,磁場中電子の不思議な性質や相対論効果,最近初めて開発された磁場中量子化エネルギーの厳密な理論など,最先端の話題にも触れる.

キーワード

固体物理学,磁場,量子化,相対論効果

レポート課題
  1. 金属はなぜピカピカ光るのかを科学的に説明せよ.
  2. ダイヤモンドや石英などの絶縁体はなぜ透明なのかを科学的に説明せよ.
  3. 自分が惹かれる元素を一つ挙げ,なぜ惹かれるのかを具体的に説明せよ.
実習日程
  • 一回目: 1/14(火)16:30〜17:15
  • 二回目: 1/14(火)17:15〜18:00
  • 集合場所:東6号館302号室
  • 実習内容:研究室見学と研究紹介

10月24日(木) 

 第3回講義:(第3回は、研究設備センター見学です。上方の記載内容を参照下さい)

10月17日(木) 准教授 松田 信爾 先生

 第2回講義:光で制御する脳・神経機能

講義概要クリック

私たちの脳は宇宙で最も複雑な構造体であるとも言われるように、膨大な数の神経細胞が互いに連絡し合い機能する器官です。神経細胞間の情報伝達は “活動電位”と呼ばれる電気信号によって担われています。また情報伝達の効率は神経活動に応じて変化し(シナプス可塑性)、記憶・学習といった高次脳機能を支えていると考えられています。近年では、光を用いて活動電位の発生やシナプス可塑性を制御する技術が開発され、脳機能を制御できるようになってきています。本講義では、(1)神経細胞の機能の概略を解説した後、(2)光駆動性イオンチャネルやプロトンポンプを用いた活動電位の制御法、並びに(3)私たちの研究室で行っているシナプス可塑性の光制御技術の開発について解説いたします。

キーワード

オプトジェネティクス、光駆動性プロトンポンプ、記憶・学習、シナプス可塑性

レポート課題

光による神経機能の制御技術を用いてヒトの脳神経系の疾患の治療を行いたいとすればどのような問題が生じると考えられるか?(答えは技術的な問題でも倫理的な問題でもかまわない)

実習日程
  • 一回目:12/16(月)16:30〜17:15
  • 二回目:12/18(水)16:30〜17:15
  • 集合場所:東6号館719号室
  • 実習内容:研究室見学と神経細胞の顕微鏡観察

10月10日(木) 助教 塚本 貴広 先生

 第1回講義:半導体製造装置とデバイス開発

講義概要クリック

今後ますます必要とされるエネルギー、通信、医療分野を支える電子機器は電子材料やそれらによって構成された電子デバイスが重要な役割を担っている。例えば、エネルギー分野における太陽光発電においては、その発電効率は太陽光を吸収する半導体の特性に大きく依存しており、半導体により構成されたデバイスをいかに作製するかが重要な課題となっている。半導体材料を形成し、加工する半導体製造技術は半導体産業の発展を支えており、重要な技術である。半導体製造装置の例としては、薄膜を形成するための真空成膜装置(図1)やデバイスの形に加工するためのリソグラフィに用いる露光装置などがある。本講義では、現在行われている研究開発事例を紹介し、半導体製造装置を用いた半導体材料の形成からデバイス開発に関して理解を深める。

キーワード

半導体製造装置、半導体デバイス、結晶成長、リソグラフィ

レポート課題
  1. 電子材料やデバイス作製に用いる半導体製造装置の例をいくつか挙げよ。
  2. 身の回りにある電子材料を含む製品の例とその役割を述べよ。
実習日程
  • 一回目: 12/11(水)16:30〜17:15
  • 二回目: 12/11(水)17:15〜18:00
  • 集合場所:西2号館305号室
  • 実習内容:研究室見学と研究紹介

受講申し込みのお知らせ

本講義の履修には,メールでの申し込みが必須です.

締切:10月8日(火)13:00

パスポートセミナー受講希望者は必ずメールを下記に送ってください.

contactアットpassport.uec.ac.jp

(アットを@に置き換えてください。)

件名:パスポートセミナー申込

内容:類+学籍番号+氏名+受講理由

受講理由がないものは受け付けません.

A学籍番号@edu.cc.uec.ac.jpメールにて送付すること.

ガイダンス

時間:10月3日(木)1限 

場所:A201

UECパスポートプログラムの目的とセミナーの内容をご案内した後,受講希望者数を調査します.